Training Data
5年後、エンタープライズの token の 90% は「誰も指示していない仕事」から生まれる
1 社か 2 社の lab が AI の価値の 95% を取る、という見立てこそ逆張りする価値がある。ボトルネックはモデルが賢いかどうかではない。現実のワークフローには、データ連携、human-in-the-loop の判断ポイント、待ち時間のあいだ遊んでいる agent、チェンジマネジメント、そして誰も刷新してこなかったレガシーシステムへの対応が要る。このリストに正面から取り組みたがる研究組織はどこにもない。lab による token の補助は一時的なものだ。公開市場は最終的に誰に対しても同じ資本主義のルールを適用するし、Meta や中国、NVIDIA のような採算を目的としないプレイヤーは利益率 10% でも平気で inference を回す。結局どちらに転んでも、価値は application layer へ降りてくる。いちばん鋭い予測はこれだ。「5 年後には、エンタープライズで消費される token の 90% は、ユーザーが自分で起動した覚えのないもので、結果だけが目に入る、そうなっているほうに賭ける」。なぜ coding だけが一瞬で普及して、ほかは何も普及していないのか。コードは価値のすべてが「人がコンピュータの前で打つテキスト」に収まっているし、その利用者層は MCP のエラーを IT に電話せず自分でデバッグしてしまう。そしてナレッジワークには「とりあえず GitHub をつなげばいい」に相当するものが存在しない。
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