12 件12 人の builder から

AI Builders Digest

AI を実際につくっている人たちが今日話したこと。1 ページ、約 6 分。

今日の通底テーマは agent インフラだった。Parallel の Parag Agrawal は、人間のクリックの上に作られた検索が agent には向かない土台である理由を語り、Vercel は同じ問題に対する配管を2つ出荷した。Anthropic は Claude のチャットと Cowork でメモリを統合し、OpenAI は ChatGPT と Codex にチーム向けプランを追加、Sam Altman は「チップを作った」と投稿した。その下では、もっと静かな議論も進んでいる。誰が払うのか。web パブリッシャーの分、データセンターの分、そして token の分を。

ポッドキャスト

Training Data

Parag Agrawal:人間のクリックデータはバグであり、agent 向け検索には独自の経済圏が要る

Parallel が agent 向けの web 検索を作っているのは、agent が人間のこれまでの千倍規模で検索するようになり、Google の土台になっているランキングシグナルはその用途には間違っている、という賭けからだ。「Parallel の見方では、人間のクリックデータはバグだ。検索を使って仕事をする agent が頼るべきは、人間のフィードバックではなく agent のフィードバックだ」。同社は初日から完全なインデックスを用意する道を取らず、クエリ時にクロールする検索 agent を先に出した。インデックスが育つまでは latency を犠牲にしてカバレッジを取り、latency の解決は最後に回して、3秒の予算を200ミリ秒に縮めるプロダクトを出荷した。Agrawal はパブリッシャーへの支払いも Shapley 値で解こうとしている。ある情報源の価値を、それを欠いたときに落ちた品質を取り戻すのに追加でどれだけの計算が要るかで見積もる、という考え方だ。幅広いコンテンツ保有者に意味のある額が渡るのは12か月から24か月先、と彼は見ている。Parallel は現在、Google Cloud のエンタープライズ向け agent API で検索と grounding のプロバイダーになっており、Google 検索と並ぶ選択肢として置かれている。

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Guillermo Rauch

Vercel CEO

Vercel が Run SDK を出荷、Connect も GA へ。狙いはどちらも agent のコード実行

Run SDK は、動的な Code Mode 実行のための安全な eval だ。agent がコードを書いたとき、フルの sandbox を立ち上げる代わりに、軽量な QuickJS のセキュアコンテキストで走らせる。Rauch はこれを、より速くコスト効率も良いものとして売り込む。Vercel Connect も GA に到達し、`vercel connect create notion` のようなコマンドを走らせれば、認証済みユーザーの代理でクエリできる MCP クライアントが手に入る。両方に共通する彼の言い方はこうだ。「agent を作るうえで一番難しい問題は、サービスとデータへの安全な接続だ」

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Claude

Claude のメモリがチャットと Cowork で共通になった

Cowork にタスクを渡すと、Claude がこれまでのチャットで把握している内容を前提に動き出す。相談したプロジェクト、上司の好み、前四半期のクライアントといったものだ。記憶した内容はすべて Settings にトピックの一覧として並び、読むことも、編集することも、削除することもできる。更新はチャットの流れの中で自動的に行われるほか、「これを覚えておいて」と明示的に伝えることもできる。健康や宗教的信条など、人によっては機微とみなすトピックは、自分でオンにしない限りメモリには入らない。メモリは Free、Pro、Max のいずれでもデフォルトで有効になっている。

  • #products
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Thibault Sottiaux

OpenAI が ChatGPT と Codex にチーム向けプランを追加、5時間の制限なし

Sottiaux によれば要望が非常に強かったプランで、月100ドルの Pro と同じ使い勝手のまま、チームや小規模企業向けに作られている。ChatGPT、ChatGPT Work、Codex の全機能に加えて、Google Workspace、Slack、GitHub、Microsoft 365 のコネクタ、SAML、SSO と MFA、請求の一元管理、支出管理付きの利用状況分析、そして5時間の制限なしがひとまとめになっている。

  • #products
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Sam Altman

Sam Altman:「チップを作った。速い」

投稿はこれで全部だ。スペックもベンダーも提供時期もない。ただ、彼がこの形でシリコンについて口にしたのは今回が初めてになる。

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Madhu Guru

Meta Sr Director, AI

eval がうまくいかない最大の理由は、ユーザーの行動が動き続けているのに eval を固定してしまうこと

Madhu Guru の eval シリーズ第9回の主張は、eval に必要なのは固定された成果物ではなくロードマップだ、というものだ。金融リサーチの agent を例に取る。最初の週、ユーザーが求めるのは5ページの決算資料の要約だ。3週間後には5本のレポートを比較して成長ストーリーにまとめてほしくなり、2か月後には15本の開示資料と決算説明の書き起こしを渡して投資判断の論拠を期待する。やがてはアラート付きのポートフォリオ監視まで求めるようになる。段階ごとに必要な eval は違う。短い context から長い context へ、single turn から multi turn へ、段落単位の引用から行単位の引用へ、単純な QA から統合へ、受け身のチャットから能動的な agent へと移っていく。実務としての彼の処方はこうだ。利用のされ方が伸びていく軸を洗い出し、production の trace から変化の兆しを掘り、ユーザーが次の段階に着く前に P0 の eval を用意しておく。ユーザーが3週目にいるのに eval が1週目のままなら、それは解約率に表れる。

  • #evals
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Aaron Levie

Box CEO

Levie:価値があるのは、モデルと企業のワークフローの間に空いた隙間だ

大規模な応用 AI 戦略についての投稿を受けて、Levie はこう論じる。世の中が欲しがっているのは素のモデルや agent ではなく成果であり、特定の業界の中で token を現実の結果に変換した者にプレミアムが乗る。そのために本当に必要なものは、どれも地味だ。文脈の理解、変革管理の推進、複数のモデルに振り分ける harness、その業界の基幹業務システムとの接続、ワークフローの中でユーザーを agent の隣に置く UX、そしてドメイン固有の eval。彼はこれを、各エンタープライズ領域を代表する企業を作るための窓が今まさに開いている状態だと捉えている。

  • #agents
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Aditya Agarwal

SPC General Partner

データセンター建設が世間に嫌われる理由を、業界の内側から

Agarwal は、この反発はまったく意外ではないと言う。今の AI が主に助けているのは知識労働者と、国の中で最も報酬の高い層だからだ。潮目が変わるのは、AI が万人に関わる病気の治療法を見つけ始めたときだと彼は見ている。そのトンネルの先には光があり、だからこそ最も優秀な人材の一部がこの分野に移ってきているのだとも言う。業界に対する彼の自己批判はこうだ。前向きな未来像を描く代わりに、我々はなぜ誰もが恐れるべきかを説明することに時間を使ってきた。

  • #policy
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Peter Yang

Peter Yang が /fuck-cancer を公開、患者と介護者のための skill

この skill は、手元の資料と文脈から唯一の情報源となるブリーフを作り、更新し続ける。構成は5つ。通話中に参照する患者と医療チームの情報、次に取る行動をちょうど3つ、分かっていることを確定した事実と未解決の疑問に分けた整理、医学用語を平易な言葉に直したもの、そして直近の経過と決定を記録したケアログだ。調べ物が必要になると National Cancer Institute と ClinicalTrials.gov の API を参照する。ChatGPT でも Codex でも Claude Code でも動き、保存先はローカルの Markdown ファイルか共有の Google Doc なので、家族全員が同じ情報を見て動ける。きっかけは、母親の話を公開したあとに患者や介護者から寄せられた声だ。医師も書類も保険の手続きも、量がすぐに手に負えなくなるという声も含まれていた。

  • #open-source
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Swyx

警告:Codex の locked-use 機能が macOS のキーチェーンからユーザーを締め出している

swyx は今週2回締め出されたと言い、Apple の開発者フォーラムがこれを既知のバグとして認めている点を挙げる。Codex が現在依存している、Mac の不安定な機能に起因するものだ。彼の助言は率直で、今は使うなというもの。本音としてはすべてクラウドで済ませたいが、クラウドはまだそこまで来ていない、とも言っている。

  • #developer-tools
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Google Labs

Google Labs が Play with Putty のウェイトリストを開設、vibe coding のマルチプレイ版

Putty は、web サイトや小さなツールをリアルタイムで一緒に作るための共同作業ツールで、vibe coding がマルチプレイになったものと位置づけられている。現時点ではウェイトリスト制、米国限定、18歳以上。

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Nikunj Kothari

FPV Ventures Partner

Codex で一人で作り、Railway で公開した El Niño モニター

Kothari が elneenyo.com を公開した。政府系の情報源から最新情報とニュースを直接取得し、地域ごとの影響と被害額の見積もり、過去の記録、そして各種の指標を読み解くための用語集と FAQ を備える。制作は Railway 上の ChatGPT Codex で、デザインの仕上げには Emil Kowalski の skill、生成的なローダーには Kasturi のものを使った。きっかけは Odd Lots のあるエピソードだ。

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データの出どころ

元データは zarazhangrui によるオープンソースプロジェクト follow-builders(MIT ライセンス)から取得しています。要約はそのプロジェクトの公開フィードをもとに LLM が生成し、要約プロンプトも同プロジェクトを改変したものです。上記の各項目は原文にリンクしています。

要約は自動生成です。判断の根拠にする前に原文をご確認ください。