DoorDash が自前の配達ロボットを作った理由は、誰も自社のユースケース向けに作っていなかったから
DoorDash は2018年から自動運転に取り組んでおり、当初はエンジニア1.5人分の非公式プロジェクトだった。歩道走行ロボットや robotaxi の企業と何年も組んだ末に、車両そのものを自分たちで作るしかないという結論に至った。理由はユースケースのギャップだ。時速2マイルの歩道ロボットでは3〜5マイルの配達はこなせないし、椅子とエアコンを備えた4,000ポンドの robotaxi でブリトー2つを運ぶのは馬鹿げている。そこで生まれた Dot は重量300ポンド、時速20マイルの自転車レーン走行車両で、Phoenix で2年間 L4 の配達を続けている。Stanley Tang の主張は、難しかったのはモデルではない、というものだ。毎朝何百台ものロボットをつぎはぎの Jenkins スクリプトで起動すること、バッテリーの容量を超えてしまう回生ブレーキ、2つの車輪が落ち葉に乗ったときのトルク差、そして GPS のピンが実際にはどの玄関を指しているのかを突き止めること。DoorDash は、Google Maps には存在しない100億件の配達で蓄積した受け渡しデータこそが独自の資産だと主張する。Andy Fang は、Ask DoorDash がレストランのセッションの50%をユーザーが一度も注文したことのない店へ向かわせ、食料品のバスケットサイズを40%押し上げていること、そして社内の AI 支出が1月から6月にかけて20倍に増えた後で横ばいになったことを付け加えた。Tang の直感に反する予測はこうだ。10年後、DoorDash の人間の Dasher は減るどころか増えている。需要の伸びが、どの単一の手段でも吸収しきれないほど速いからだ。
- #agents
- #hardware
- #products